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トップの提言〜ものの考え方〜

「 すごい説得力 」(太田龍樹)を読んで

 感想文:大阪営業所 高橋裕樹

パワーのある「説得力」を身につけることは、ビジネスマンにおいて成功するために必要不可欠です。

セールスの場面でも、プレゼンの場面でも、会議の場面でも、自分の話を聞いてもらい、相手を納得させ、動かすことができなければ、成果を出すことはできません。職場での上司、部下の関係においても同じ。部下は上司から信頼を得るため、あるいは会社から評価されるために、さまざまな場面で説得力を発揮しなければなりませんし、上司も部下を引っ張り、チームを成功に導くためには、人の上に立つ人間としての説得力が求められます。
つまり、「仕事をする力」=「説得する力」といっても過言ではありません。

例えば、「要点は必ず3つ以内に絞る」「話の冒頭に道しるべをつける」「逆接の接続語を使わずに反論する」「最後の念押しで話に一貫性をつくる」「相手の否定的な言葉を肯定的にいいかえる」等、誰でも今日から実践可能なノウハウを厳選する。

理論武装をして、相手の意見を押し潰して自分の意見を押し通す人も多い。セールスや交渉の場面において、手練手管で相手を半ば脅すように説き伏せるというのは、本当の説得ではありません。ビジネスにおける説得というのは、説得する側と説得される側の双方が満足を得ることが何より重要。WIN WINの関係というが、この関係が成立しない説得は、すべて失敗ということです。

大切なのは、テクニックだけではない。ビジネスパーソンとして、人間として、「この人がいうなら間違いない」と思わせるような信頼を得られるかどうかが、「本物の説得力」を身につけるための重要なファクターなのです。

2023.3.31.


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