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トップの提言〜ものの考え方〜

「 寝る前30分を変えなさい 」(高島徹治)を読んで

 感想文:大阪営業所 高橋裕樹

どうすれば最小限の努力で、最大の成果を挙げられるかだけを考えてきた。資格取得の勉強に励んでいるときも晩酌は欠かせなかったし、十分すぎるほどの睡眠をとっていた。

一見すると、いかにもムシがよすぎるし、要領のいい考え。見方を変えると、これほど効率がいい話もない。努力そのものを否定するつもりはない。効率という名のターボエンジンを搭載することによって、より早く、より確実に、より大きな成果を挙げることができるようになる。

問題は努力の量ではなく、質なのだ。
効率と努力の質を最優先する考えは、まったく違う。1日は24時間しかない。そして毎日平均6時間ほど睡眠をとっている。睡眠を4時間にして、2時間勉強に充てようと考えるのは、あまりに非効率な話。心身のバランスを崩しかねないし、どんなに意思が強い人でも長続きするものでもない。どうすれば睡眠を新しい勉強時間に変えられるか、とにかく夜の30分を変える事。特に寝る前30分を変える。たったそれだけで、睡眠は変わるし、明日の自分も変わる。明日の自分が変わるということは、人生そのものが変わっていくことになる。

睡眠そのものを変えることができれば、人生の3分の1が変わる。これほどの時間を他で確保することなど、絶対にできない。人生の3分の1を休憩時間として過ごすか、つまり惰眠をむさぼるか、それとも寝る前30分の習慣を変え、睡眠を有効な自己投資の時間とするか、その選択は自分自身にある。

2022.8.31.


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