「 一晩寝かせる 」を読んで
感想文:管理部 白川勝仁
囲碁や将棋を観戦すると、素人目にも「悪手では」と思うことがあります。
対局者同士は勝負に集中するあまり、全体が見えなくなることがあります。
一方、第三者は全体を見る余裕があるため、適切な判断ができるといわれます。
中堅社員のAさんは、急ぎの用件でない限り、文書を作成した後は必ず一晩おくことを実行しています。そして翌日、視点を切り替えた上で再確認してから、提出や送付をします。それは、新人時代の反省が元になっているといいます。
Aさんはかつて、メールを受信した際には、直ちに返信することを心がけていました。
しかし、文書を急いで作成するあまり、必要な情報が抜け落ちたり、不要な言葉を入れてしまったりして、トラブルが起きたことがあったのです。
それ以来Aさんは、一晩寝かせて、第三者の視点で確認することを実行し始めました。現在では堅実な文書作成に、社内外から信頼を寄せられています。
発酵食品に熟成期間があるように、仕事にも寝かせることで高まるものがあるかもしれません。熟成期間を置くためにも、早めの一歩を心がけたいものです。
第三者の視点で確認しましょう。
以上の記述は、ケースバイケースと思いましたが、一晩寝かせて、第三者の視点で文書を確認することも大切であると感じました。
2022.6.30.