「 幸せのありか 」(渡辺和子)を読んで
感想文:大阪営業所 高橋裕樹
幸せのありかを求めて遠くまで探しに行き、見出せなかった人々の話は、古くから語り継がれています。それほどに、私たち一人ひとりが求めているのは、幸せ、という言葉が表す満ち足りた心、心の平安、不安のない平穏な生活です。
暗いと不平を言うよりも、進んで灯りをつける。心のともしび運動の標語ですが、幸せのありかを示すものである。暗いと思ったら、不平不満を言うよりも自分が立って行って灯りをつける人なること、かくて自分も幸せに、他人も幸せにすることができる。
幸せは、良いものに取り囲まれた状態だと思う。すべてに感謝する心、苦しいこと、不幸としか思えないものにも、意味を見出し次へのステップにつなげてゆく時、おかげさまでと言える自分に変わってゆき、幸せな自分になってゆく。
幸せは、探しに行って見つけるものではなく、自分の心が決めるもの、自分そのものにある。
2021.7.31.