「 この先起こることをあれこれ心配しない 」 を読んで
感想文:大阪営業所 橋本廣明
何か事を起こす場合、最悪の事態を想定して、それなりの対策を考えたり、用心にこしたことはありません。場合によっては、細心の注意を払わなくてはならないこともあります。しかし、これらはいずれも、考えるべき問題、考えれば解決する問題の場合です。考えるだけ無駄で何の得にもならない。取り越し苦労とは違います。考えても解決せず、何の対処もできない問題については、「なるようにしかならない」ぐらいに思いましょう。なるようにしかならないのなら、クヨクヨしてもはじまらない。それなら「我が身も我が心も天に任せてしまおう」。
もし自分に優れた予知能力が備わって、ある日未来に生じる不幸な出来事を知ってしまい、その運命が変えられないとしたら、その日が来るまで平常心でいられるでしょうか。救われる手立てはないものかと、うろたえる日々を過ごしたり、嘆き悲しむことのほうが多いことでしょう。避けることのできない不幸な現象が起きるとしたら、あらかじめ知らないほうが幸せであるように思われます。
明るい将来のみを見つめ、日々、楽観的に肯定的に考え、行動したいものです。
2021.6.30.