「 人生は満員電車 」を読んで
感想文:管理部 白川勝仁
「アンパンマン」の作者で有名な、やなせたかし氏は、遅咲の漫画家です。
三十四歳で会社を辞めて漫画家を目指しますが、長年ヒット作に恵まれず、七十歳で絵本「アンパンマン」を原作としたアニメが脚光を浴びたのです。
「人生というのは満員電車じゃないかと思うのです。我慢して乗っていると、次々と人が降りていって、いつの間にか席が空いて座れる」という氏の言葉は、困難な状況でも辛抱強く努力を続ければチャンスが訪れることを教えてくれます。
物事を成就させる秘訣は、いったん目標を定めたなら終始一貫、歩みを止めないことです。心の持ちようによって、やがて状況が変化してくるのです。
結果を出せず絶望していた四、五十代の頃、やなせ氏は「いつか、日が射し込んでくる」と自分に言い聞かせ、注文がなくても、漫画を描き続けたといいます。
明けない夜はありません。朝は必ずやってくるのです。職場でも家庭でも、何か困難な状況に陥った時こそ、「きっと良くなる」と心に希望を高く掲げて、たゆまぬ努力を重ね、運命を切り拓いていきましょう。
希望を掲げて努力を続けましょう。
以上のことは、全ての人に当てはまることではないかも知れないが、仕事をする上で困難な状況になった時、希望を持って辛抱強く取り組むことが大切であると感じました。
2021.5.31.