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「 屋久杉から学ぶ 」を読んで

 感想文:管理部 白川勝仁

Kさんは、仕事が増える中、ミスが重なり、自信をもてずにいました。次第に「自分が成長できないのは、職場のせいだ」と思うようになったのです。

そのような時、鹿児島県の屋久島に行く機会がありました。圧巻の屋久杉を見ながら、ガイドの話を聞いていたKさんは、心をうたれました。
杉の平均寿命は五百年余りといわれています。屋久杉は、環境が悪い中でも樹齢二千年を超える巨木があります。花崗岩で栄養分の少ない山地に自生するため、成長が遅くなります。その分、年輪の幅が緻密になり、材は硬くなります。
また、樹脂の量が多いという特徴を持っています。樹脂には防腐効果があるため、長い年月でも腐らず、幹が硬いため折れずに生き続けられるのです。

Kさんは、厳しい環境の中でも屋久杉が成長するたくましさを知り、自分の考えの甘さを反省しました。そして、「これからは環境のせいにするのではなく、コツコツと努力し、時間をかけて成長していこう」という気持ちになったのです。
Kさんの人生の幹は、これからきっと、硬くて丈夫になっていくでしょう。

今できることをコツコツ続けていきましょう。

以上のことより、仕事の原因を環境のせいにするのではなく、自分自身でコツコツ努力することが大切なことだと感じました。

2021.2.27.


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