経営の原点十二か条
(1)「“事業の目的・意義を明確にする”」目的、意義のレベルは高ければ、高い方が良い。つまり、公明正大な企業経営の真の戦略、目標を立て意識をしなければならない。
(2)“具体的な目標を立てる”明確、具体的な目標を立てる中で、空間的目標(最小組織単位)・時間的目標(日々・週・月間・年度)を社員が明確にする事により、各個人が任務の達成に努力すれば、各部門、会社全体の目標も自然と達成する事になる。
(3)“強烈な願望を心に抱く”人には、顕在意識と潜在意識がある。顕在意識とは、目覚めていて自由に活用出来る事、潜在意識とは、人がコントロールできない意識である。この潜在意識を働かせるには、(1)脳裏に浮かぶような強い衝撃的な刺激を与える、(2)何度も繰り返す事をする、経験を反復させる事である。
(4)“誰にも負けない努力をする”成功に近道はない。自分の出来る限りの努力ではなく、一歩一歩着実で、競争相手よりもっと努力しなければならない。常に全力疾走した気持ち、モチベーションを保ち続ける事が大切である。
(5) “売上を最大限に、経費は最小限に”時間当たりの採算制度、つまり時間によって何がどれだけ使われ、どれだけ出ていっているかを把握しないと売上が上がっていても、利益が全くなくなってしまう。
(6)“値決めは経営”熟慮の下で決められた価格の中で最大限の利益を得る。値決め、仕入れ、製造コストの削減は、常に連動しなければならない。
(7)“経営は意思で決まる”経営とは、経営者の意志そのものである。必ずや目標を達成するという強い意志を持ち、社員全員が一丸となり共有して創めて経営が成り立つ。
(8)“燃える闘魂”弱肉強食、競争世界の中で闘魂が欠けると、闘志が発揮出来ず、敗れてしまう。上司は会社、又は部下を守るため、強い責任感、信頼を持たなければならない。
(9)“勇気を持って事に当たる”知識=情報、見識=信念、胆識=胆力(勇気)を身を持って意識し、行動に起こす。
(10)“つねに創造的な仕事を行う”粘り強く日々、改良、改善を積み重ねる事により、周りから、自分自身に目を見張る程の変化をもたらす。
(11)“思いやりの心で誠実に”思いやりとは、利他の心であり、自分の利益だけを考えずに相手の利益も考え、自分を犠牲にしてでも相手に尽くす心を持つ事である。
(12) “つねに明るく前向きで、夢と希望を抱いて素直な心で経営する”どんな逆境でもいつも明るく、前向きな態度、発言を保つ信念が必要である。一生懸命働き、必ず出来る、成功させるという気持ちこそが、人生成功の鉄則であり、困難や逆境に立ち向かい、運命の転機が訪れ、幸運が訪れる。
2010.1.29.