「 寝る前30分を変えなさい 」(高島徹治)を読んで
感想文:大阪営業所 高橋裕樹
「どうすれば最小の努力で、最大の成果を挙げられるか」だけを考える。
資格取得の勉強に励んでいるときも晩酌は欠かせなかったし、十分すぎるほどの睡眠をとっていた。「最小の努力で、最大の成果を挙げること」一見すると、いかにもムシがよすぎるし、要領のいい考え。見方を変えるとこれほど「効率がいい」話もない。「効率」という名のタ-ボエンジンを搭載することによって、より早く、より確実に、より大きな成果を挙げることができるようになる。
問題は努力の「量」ではなく「質」なのです。「睡眠の6時間をフル活用する」と考える。寝ている間に脳を働かせることができれば、睡眠時間をいっさい削らずにすむ。つまり、睡眠そのものを「新しい勉強時間」に変えてしまえばいい。「寝る前30分」を変える、たったそれだけで、睡眠は変わるし、「明日の自分」も変わります。「明日の自分」が変わるということは、人生そのものが変わっていくことになる。
人生の3分の1を休憩時間として過ごすか、つまり「惰眠」をむさぼるか、それとも「寝る前30分」の習慣を変え、睡眠を有効な「自己投資」の時間とするか、その選択は、自分次第になる。
この睡眠という大いなる「フロンティア・タイム」を漠然と過ごすか、それとも価値あるものへと変えていくか。わたしたちに残された最後の可能性は、まさに睡眠という時間の中にこそ「眠っている」のです。
2020.4.30.