「 支え支えられ 」を読んで
感想文:管理部 白川勝仁
かつて、とある容疑で、ある女性が逮捕されました。しかしこれは、後に冤罪事件となりました。
突然身柄を拘束された女性は、裁判を進めていく中で、日々の生活や仕事など、すべてが思うに任せず、援助の手を差し伸べてくれる人の力が頼りでした。
この経験から、女性は「人は誰でも、ある日突然支えられる存在になる」ことを教えられたそうです。極めてまれで特異なケースとはいえ、「人の支えのありがたさ」ということを、改めて考えさせられる出来事であったと思われます。
この世に生まれてから、親を始め多くの人の手助けを受けて成長し、知恵を授かり、知識を得て、社会人として生きているのが私たちです。このような、有形無形の支えにより、今の自分がいることには誰しも納得がいくでしょう。
人はいつどこで、他人や家族の手を借りざるを得なくなるかはわかりません。
人の世は、互いの支えで築かれていることを意識しつつ、日頃から穏やかで、ぬくもりのある人間関係を作り上げていきたいものです。
以上のことより、支え支えられて生きていることの大切さに気づかされた次第です。
2020.1.31.