「 朝・出勤前90分の奇跡 」( 野村正樹 )を読んで
感想文:大阪営業所 高橋裕樹
体内時計が管理する人間の活力は、朝の7時から8時にもっとも活発化する。その時間の行動は、きわめて生産的なのだ。とくに頭の状態は、それから時間が経つごとに変わっていくらしい。従って、一日の行動も、それにあわせて工夫するとうまくいく。人間の活動はどうもセブン・イレブン(朝7時から夜の11時まで)がベストのようだ、朝寝坊は、果物の実を捨て、皮だけを食べるようなものといっても過言ではない。
食わず嫌い-よく耳にするこの言葉には、誰でも思い当たる節がある。そして、かつて嫌いだった食べ物をある日、偶然に口に入れたのが縁で、今では大の好物になったという例も、きっと多い。
やらず嫌い-その筆頭は「早起き」。大人になってもいっこうに直らない。逆に、一層の拍車がかかることもある。鍋料理に譬えれば、ネギ、シイタケ、ニンジンどころか、豆腐や白菜までも食べなくなっていくようなもの。
人間が自然体に近づいて生きられることは、なんと快適で素晴らしいことかと。早起きは、神様が与えてくれた大切な宝物だと信じる。若くして、その宝物に気付いた方は、さらに幸せ。一歳若ければ、あのさわやかな朝を、さらに「365回も多く」享受できる。
神様の「使者」であるあたたかい陽光や小鳥のさえずりが今日も明日も、また素敵な贈り物を届けにきてくれると信じている。
2019.12.27.