「 伝え方 」(松本幸夫)を読んで
感想文:大阪営業所 高橋裕樹
「伝え方」を変えれば、どんな人でも説明上手になれる。
「速く・正しく・わかりやすく」これが伝え方の三大原則です。
コミュニケ-ションがテ-マの本に必ず書いてあるような「当たり前」のことですが、多くの人は実践ができていない。忙しい相手に「速く」伝えようとするあまり、ものすごい早口でまくし立ててしまう人がいる。これでは当然、相手に何も伝わりません。速く伝えるために必要なのは、一気にたくさん話すことでなく、「話す内容を凝縮する」こと。重要なポイントのみに絞って話すことで、限られた時間でも十分伝えきることができる。
「結論から話す」ことも大切。一番大事な「結論」から伝え、その後は相手の様子を見て、話す内容や時間を調節していく。最初に結論は示しているため、いつでも話を切り上げることができる。ちょっとしたことで結果は大きく変わる。
「正しく・わかりやすく」もそれぞれ簡単なテクニックで実現可能です。「一言でいうと」で考える。「三つに絞る」と話しやすい、聞きやすい。先延ばしがなくなる「二段階連絡」。「一番○○なのは・・・」記憶に残る答え方。信頼される人は「オマケ情報」を渡す。
「伝え方」を変えれば、どんな人でも説明上手になれる。「コミュニケ-ションが苦手」「何を話せばいいかわからない」などという人は、能力が不足しているのではなく、効果的な「伝え方」を知らないだけです。「たった1分で判断されてしまうなんて」と不安に思うかもしれませんが、心配はいらない。「伝え方」を実践すれば、「信頼される人」になることができます。
2019.10.31.