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「 ガラスのハ-トのきたえ方 」(竹内好美)を読んで

 感想文:大阪営業所 高橋裕樹

「ガラスのハ-ト」の持ち主といわれる人がいます。キズつきやすく、繊細。ささいなことで気持ちが落ち込み、落ち込んだあともなかなか立ち直ることができません。会社で仕事がうまく進まなくて、上司に叱られると、「私はダメだなあ」「仕事ができないなあ」「上司の信頼がないなあ」と思い詰めてしまう。同僚にちょっと嫌みっぽい言葉をかけられると、「私は、あの人に嫌われている」「もっといじめられるかもしれない」「職場で孤立してしまうかも」というような思いが浮かんでくる。恋人とささいなことでケンカしたときには、「もうダメだ。嫌われる」「二度と、恋なんてできないかもしれない」「一生、一人で生きていくしかないのか」と次々未来への不安が頭をもたげてくる。

世の中には、キズつきやすいあなたとは違う考え方をする人もいる。職場にも、ご近所にも、そんな方がいる。どんなことがあっても、まったくキズつくことがなく、力強く、前向きに、毎日を生きているように思える。仕事で失敗しても、すぐ立ち直れる。叱られてくよくよすることなく、すぐ次に行動に移れる。幸せを心とからだで実感できるようになる。あるがままの自分が最高と思えるようになる。人生はこれからもっとよくなると信じられるようになる。自分のまわりの人々を幸せにしたいと思えるようになる。「今、ここ」の100%生きることができるようになる。自分の人生の当事者になる。許せなかった人を許せるようになる。

2019.6.28.


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