「 50代にしておきたいこと 」 を読んで
感想文:大阪営業所 橋本廣明
ひと昔前の50代に比べたら、今の50代は驚くくらい若々しくなりました。明治時代あたりでは、亡くなる年齢です。孫が生まれる人もいます。しかし確実に残された時間は減っています。突然、病気で倒れたり、亡くなったりという人もいます。そんな事態がいつ襲ってくるかわかりません。元気なうちに、自分の本当にやりたいことをやっておかないと、後悔することになります。自分にできて大好きなこと、得意なこと、人に喜ばれること、誰が見てもいいことをやると、うまくいく可能性がぐんと高くなります。自分の周りに家族がいて、健康でいるだけでも充分だと思えば、それでもかまいません。
あなたの故郷はどこですか? 人は誰しも生まれ育った故郷を持っています。東京や大阪などの都市に生まれ育って住んでいる人も、自分のホームタウンという感覚はあります。子どもの頃に過ごした街を歩いてみると、当時の楽しかったことをいろいろ思い出します。たとえ街並みが変わっていたとしても、何でもない通りの角や山の景色が記憶を呼び覚ましてくれます。ホームタウンというのは、その人の心の栄養の源です。その場所を考えただけで、どこかちょっと安心できたり、守られている感じがしたりする。それが故郷です。
歴史は繰り返されています。人の体も同じ営みを繰り返しています。今のベストを考える。ベターでもかまいません。常に前向きです。好きな言葉は後ろ向き全力疾走です。
人生100歳時代の到来です。50で半分、60で折り返し、赤ちゃん返りです。親からもらった栄養素は完全に底をつきました。若い頃にできたのは、親からもらった素材が基にあるからです。これからは自分の力だけで立ち上がれ。はつらつとした、かくしゃくとした80代、90代の人は、見ていても気持ちいいものです。延命治療は必要ありません。最期は自然に安らかに人生を全うします。それには日々の準備が必要です。
2019.4.26.