HOME › トップの提言〜ものの考え方〜 › 「凄いことがアッサリ起きる」 を読んで

トップの提言〜ものの考え方〜

「凄いことがアッサリ起きる」 を読んで

 感想文:大阪営業部 橋本廣明

アップル創業者のスティーブ・ジョブスが、米スタンフォード大学の卒業生に向けたスピーチでこう言った。

「君たちの時間は限られている。自分以外の誰かの人生を生きて無駄にする暇なんかない。自分の内なる声、心、直感というのは、どういうわけか、君が本当になりたいことが何か、もうとっくの昔に知っている。だからそれ以外のことは、すべて二の次でいい。」

人生は一瞬一瞬の積み重ねだ。その一瞬一瞬に、様々な選択をしながら生きている。選ぶ基準はいつだって「自分がワクワクするかどうか」が基準になる。
人は無意識のうちに他人と物理的な距離をとり、自分の快適な空間を守ろうとしている。この空間パーソナル・スペースを無視して、まったくの他人や気を許していない人に近づかれると不快感を覚える。神経質な人は顕著に感じるものだ。人と話す時も、この距離感のセンスが問われる。手振りがオーバーな人は、手が当たりそうな距離でも、何気なくソフトに手を振り払っても意に介さない。相手が不快に思わない立ち位置が自然とわかる人は、人間関係における様々な距離感もわかっている。それは、その人の人間的な魅力となり、距離感がつくるアートだ。

会話のなかに5つの視点が存在する。自分から見える風景・相手から見える風景・第三者から見た風景・過去から見た風景・未来から見た風景だ。話の腰を折ってしまう。見当違いなことを言う。人の悪口に花を咲かせてしまう。人の話を聞かない。その場の空気をうまく察知して、その場を楽しみ、そのときを楽しむ。目をキラキラさせて相手の話を聞く。素敵な空気をまとい、漂わせるセンスが必要だ。

2017.11.30.


このページの先頭へ