「 営業脳をつくる 」( 和田裕美)を読んで
感想文:大阪営業所 高橋裕樹
たくさんの人と出会うことで、それぞれの人の態度(言葉、表情など)を自然に脳に記録していき、また新たな人と会うとその脳に刻まれたパタ-ンを使って人とうまく接することが、だんだんできるようになるというのです。つまり、営業経験を積むと、どんな人ともうまく人間関係をつくることができ、いろいろなタイプの人と接するときの対応が瞬時にわかってくるのです。
「営業脳」は勉強をして知識をいっぱいつけるということではない。営業脳というのは「創意工夫」のできる脳です。だからインテリになってはいけない。お金を稼ぐのが仕事なんだという考えをもつ。営業やるなら「売上」を出すのは当たり前。それでお金儲けするのも当たり前。よく勘違してしまうのが「お客様のために」やりたいから無理に買ってもらうなんてという思い込みです。無理に売らなきゃ売れない売り方が間違っている。売ることは正しい行為。売上を上げないと会社も困るし、もっと良いサ-ビスを提供できなくなります。売れるために必要な3つの能力は、「商品知識」「情緒能力」「意識能力」必要な能力の三本柱です。
「自分がいかに無知であるか知っている人が伸びる」と聞いたことがありますが、「自分はばかだからもっと人の話を聞いて勉強しなくちゃ」と素直に思う人はやはり営業の世界でも、他のどの世界でも成長する。売れ続けているヒミツの頭の中。事実はひとつ、考え方はふたつ。逆境をチャンスととらえる。もうだめだと思ったところからあと一歩。テクニックやノウハウよりも人間としての考え方が大切。
仕事に対する既成概念を捨てて、頭を真っ白にしてシンプルにする。新人に戻った気持ちになり、営業を初めてやろうとしている人のようにわくわくする。なんでも「無理」と思ってしまう頭はインテリ頭にすぎない。営業脳は発送の転換ができる脳。どんな困難な状況からでも可能性を探し出せる脳。積み重ねて営業脳を作らなければと思う。
経験、学習を積み重ねて進歩し、営業脳を発達させる。
2017.09.29.