「幸福感性」(佳川奈未)を読んで
感想文:大阪営業所 高橋裕樹
【経験こそが最大の悟り】その人があるテ-マの中で、何かに気づいたり、学んだり、成長したり、その時点のレベルで獲得しなければならないものは、まず経験することから悟りに導かれます。たとえそれが、悲しみや痛みや辛さでも、喜びや感動や感謝でも、経験することによってのみ、わかり、体得できることがあるからこそ、神様は私たちにこの人生の中でいろいろな経験をさせようとなさるのです。
経験して初めてわかることはいっぱいあります。経験してみなければわからなかったこともいっぱいあります。経験がその後の物の考え方や洞察や価値観になることはいっぱいあります。この人生は実に不思議で、実に巧妙にできていて、誰の身に起こることもその時点、そのレベルにおいて正しく、それなりの必要性を持っていて、経験させられており、生かされているこの命と人生に貢献しているのです。いいも悪いも、喜び痛みも、経験していることのすべてが、あなたに何かを伝えようとしているのです。
【クレ-ムをくれる人が一番の理解者になる】クレ-ムを言ってきてくださる人は、ときには最も尊いアドバイザ-となったり、改善のチャンスを運んできてくれるキーマンとなったりする。自分が何かしら一度でもクレ-ムを言ったことのある人は、自分自身や会社にクレ-ムがきたときには、どう対応したらいいのかわかるものです。つまり、相手の言い分をまず、じっくり聞き、おわびすべきはおわびし、心をこめて、対応する姿勢をまずは見せるということに徹することが出来るのです。ひとりの訴えの中にある解決すべきヒントは、発展と成功の重要要素。たまに、わざと、いちゃもんつけるためだけに何かを言ってやろうとする悪者もいるかもせれませんが、それと前者とは、まったく感覚が違うから、わかるはずです。本当の訴えには、商品や会社や対応者に対する愛が感じられるからです。
山あり谷あり、それが財産であり、その経験が成長に繋がると思います。
2017.4.28.