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トップの提言〜ものの考え方〜

「前向きになる気持ちの整理」を読んで

 感想文:大阪営業所 橋本廣明

悩んだり迷ったりしている場合は、まず想像力よりも具体化力をつける。心配事が心配どおりにならないために今何かできることを考える。悪い想像力をいい方向に転換するイメージトレーニングだ。いいイメージを頭の中に思い描く、失敗しない為に成功したイメージを思い描いているだけでは、ポジティブシンキングとまでに至っていない。もっともっと予想を超えるような大活躍を思い浮かべてヒーローになったほうが、楽しくなってくる。気持ちが大きく、愉快になってくる。みんなから拍手喝采を浴びているイメージだ。

巨人軍現役時の長嶋選手は、バッターボックスに入る前にいつも自分の成功したイメージを思い浮かべていたという。三番打者の王選手が塁に出て、満塁の場面で四番サード長嶋が満塁ホームランを放つ。ここでどうしても打たなければ負けてしまうというプレッシャーに縮こまっていては、結果は散々。自分が見せ場をつくるという長嶋流ポジティブシンキングがあのスーパースターをつくった。

あの時、ああしていれば・・・ あそこで、あれさえなければ・・・ 過去のことをいつまでも悔やんでいる人にかぎってはたから見ていたら充分幸せな人生に見える。ハングリー精神という言葉がある。貧乏な境遇で育った人は、二度と貧乏にはなりたくない、絶対に金持ちになる。と努力する。強烈に欠けているものがあると、猛烈に欲しくなる。自分の欲しいものがハッキリする。ところが今は色んなことに恵まれすぎて、何かが自分に欠けているような気がしていても、何が欠けているのかよくわからないと悩んでいる人がいる。情熱を傾け充実している人は幸せである。

笑いは、人の心をときほぐす効果がある。ストレスに強い心を養う。普段からよく笑う人は、簡単にはへこたれない。いやな出来事も笑い飛ばす心の余裕がある。リラックスできる環境は次の結果につながる重要な精神状態だ。

2017.4.28.


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