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トップの提言〜ものの考え方〜

「この一言が人生を変えるイチロー思考」を読んで

 感想文:大阪営業所 橋本廣明

結果を引きずらないことが、一番大事な成功法
どんな結果にも決して落胆しないで、次の打席でベストを尽くす。

今年も3月にWBCワールドベースボールクラシック4年に一度の野球世界戦が行われる。
2009年韓国との決勝戦延長でのイチロー選手のセンター前ヒットにより、日本が世界一を成し遂げられた感動の名場面が蘇る。さすが世界屈指の安打王イチロー選手 通算安打数でも大リーガーピートローズ選手を追い越し、世界一になっている。おいしいところだけ持っていき、ごっつあんでした。という言葉とは裏腹に、当時イチロー選手は、決勝戦まで凡退の山を築く絶不調 日の丸を背負うプレッシャーからの想像以上の苦しみ、つらさからくる胃腸炎を発症。マリナーズの公式戦開幕から体調不良に苦しみ、成績は芳しくなかった。もう苦しいところから始まって、苦しいがつらいになって、心が痛んで、最終的に笑顔になった。スランプの先にこそ飛躍がある。スランプこそ絶好調。僕は持ってますね。神が降りてきたという感じ。よくない結果に感謝できるようになったら一人前。よくない結果こそが自分のモチベーションを引き上げてくれる。ピンチに感謝できる人間だけが成功するように、この世の中はできていると語っている。
イチロー選手は高校時代ピッチャーで無名の選手であった。甲子園予選で負け試合に雨で再試合になり、そこで決勝ホームランを放つ。もしあの時、雨が降らなかったら、稀代の英雄は存在しなかったかもしれない。ただ一人オリックスのドラフト指名を決断してくれた元スカウトへの感謝。彼は後にスカウトでのトラブルに巻き込まれ、自ら命を絶っている。シーズンオフには必ず墓参りしているという。オリックス時代の仰木監督は、型にこだわらず、自主性を重んじて、好き勝手にやらせる方針を貫いてくれた。胴上げを終えてまもなく二人の事を考えていた。と語る。
ありがとうの感謝の気持ちはあなたを成功に導く。他人を大事にする人が、一番大事にされる。大事にするとは、気にかけ、声をかけるということ。コミュニケーションこそ、人間関係を好ましいものに導く大きな要素。普段から声かけの大切さを意識して、素直に積極的に感謝の言葉を伝える。
今年も日本が誇る世界に冠たる日本人大リーガーがほぼ不参加を表明している。(青木選手以外)

2017.1.31.


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