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トップの提言〜ものの考え方〜

ツバメ工業 「 封筒業界日本一である理由 」

 内田 晴衣

①思想・哲学・ロマンがしっかりしていること
自分が何のために生きているのか、何のために仕事をしているのか、その答えは心を高めるため、魂を磨くためである。この考え方を一人ひとりが確実に自分のものにするために毎朝、従業員全員でフィロソフィーを学んでいること。従業員全員が思想・哲学・ロマンを共有することで考え方や行動が従業員の間で差がなく一体になることができていると考える。

②経営理念・経営方針が明確であること
全従業員の物心両面の幸せを実現し、真に世のため、人のために事業を行うという理念のもと、7つの経営方針が明確であること。この理念を共有するために全従業員で経営方針の唱和をしていること。理念・方針がはっきりしていることでどのような思いでどのような目標に向かって日々の業務に取り組むべきかが把握でき、働くことへのモチベーションになると考える。

③敷地内で一貫した生産をしていること、本社が工場敷地内にあり営業部門との連携がとれていること
高性能の機器を所有しており、敷地内で企画、デザイン、製版、印刷、製袋、その他加工を一貫で行える工場であること。よって、報告・連絡・相談が密に可能である。
また、営業本部と生産本部が同じフロアーにあることで生産部門、営業部門及び経営者が一体となって行動することで顧客からのニーズや生産上のノウハウといった異なる職種の情報を互いに共有することができる。

④期限を定めて期限内に日本一になる目標事項を決めていること
期限も含めた明確な目標を立てることで企業として何を目標にすべきかがはっきりとする。よって企業全体が一体となり目標に向かうことができると考える。

⑤各期ごとに最重要課題を設定
大きな目標を達成するためにはまず小さな目標を達成していくことが必要。小さな目標を一つずつクリアしていくことで大きな目標への達成へと繋がると考える。

⑥立派な日本人を作りたい
業務上の能力以前に人として日本人としてあるべき姿を提唱し立派な日本人になる事が重要としている。そのために、大きな声でハキハキと挨拶ができる・時間を守る(時間の5分前)・約束を守る(ルールを守る)・掃除がきちんとできる(トイレ、身の回り)・恥を知る・プライドを持つ(日本人としての誇りを持つ)・自分の存在意義を知る・敵前逃亡しない・親孝行をするという9つの立派な日本人の定義がある。この定義を知った上で定義が出来ること、加えて立派な日本人になろうと決意することが更に大切。昨日まではできなくてもよい。今決意してすぐにできることから実行することが肝心。だから、誰にでもできる。この理念により、人間として社会人として日本人として成長できると考える。人として立派であることで従業員としても成長できると考える。

⑦目に見えないものが大切
ミスをしてもごまかせるものもあるかもしれない。だが、自分が犯したミスを黙認することで同様のミスが企業内で起こってしまう可能性がある。自分のミスを隠すのではなくむしろ報告することが企業にとってはプラスとなる。それは、報告することでミスが起こり易い場面や環境を他の従業員へ喚起することに繋がるからである。これにより、企業内で同様のミスを減少させることに繋がる。

⑧ABCの法則
A(あたりまえのことを) 
B(ばかになって)
C(ちゃんとやる)
当たり前のことをちゃんとやるということは働く以前に生きていく上でとても大事なことだと考える。大事なことだが、この法則をしっかりと忠実に実現することはとても難しいことだと思う。当たり前のことをちゃんとやるからこそ人としての成長が得られ、さらに企業としての成長が得られると考える。

以上の理由からツバメ工業株式会社が封筒業界日本一となっていると考える。

2014.3.10.


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