「大切なこと」を読んで
感想文:白川勝仁
心をひらく
どんな賢い人でも、一人の知恵には限りがある。どんなに熱心な人でも、一人の力には限度がある。
だから、人と人が相寄って働き、組織をつくって仕事をする。知恵を出し合い、力を寄せ合う。
ところが人がふえ、組織が大きくなると、得てして個々の知恵と力がスムーズにだしにくくなる。生かされにくくなる。知恵の集め方が下手なのか。力の合わせ方がまずいのか。
それもあろうが、まず一人ひとりが、一人の知恵、一人の力に限りのあることを素直に認め、だからみんなの知恵と力とを、ぜひとも集めねばならぬという素直な強い思いにあふれているかどうかである。
個々の知恵と知恵、力と力とを強く結びつけるもの、それは結局はお互いの信頼である。
信頼があればさらに信頼が深まる。衆知の高まりと協力の姿もそこからおのずとうまれてくる。
以上のことは、会社人間として、普段から誰しもが心がけないといけないことなのだが、
自分も改めて、さとされた思いがした。
2014.1.31.