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トップの提言〜ものの考え方〜

盛和塾119号 「フィロソフィで経営を伸ばす」 石川喜平社長 (4)

感想文:前谷和仁

 私は入社して4ヶ月ですが、初めに感銘を受けたのが「社長が現場を見る」ということでした。文中にも工場の効率化・KZ法について触れていましたが、経営者が現場を知っていることはとても重要でありがたい事だと思います。社長が現場を知り、見て、考えてくれる会社はそれほど多くないでしょう。全ての仕事にコスト意識をもって工場を一から作られてきた社長であるからこそ、現場の工場長以下皆があれだけ頑張れるのだと実感しました。入社前の職歴の中でも、現場を知らないリーダーによる生産の低格化を見てきました。労働者は時間を潰しているだけでした。仕事のやりがい=幸せ、という社長の考えが広まることは、我々労働者のみでなく、社会のリーダー達に影響を与える真理であると思います。リーダーについているだけではなく、自らがリーダーになろうという原動力になります。
 まだ社歴が浅いため、社長が若かりし頃から挫折を繰り返して努力を積み重ねて今に至った経緯を初めて知りました。私は入社してから、自信満々の毅然とした社長しか見ていないので、文面にある不安をもった社長を想像できません。ですが、その挫折と努力があったからこそ「日本一を目指す」という高い目標が生まれ、間違うことや失敗することがあっても前を向いて進み続けることが出来たのだと感じました。
 私としては稲盛和夫会長と話したこともなければ会ったこともありません。以前から私の中にしっかりとした経営哲学というものがあった訳ではないので、今の私にとって経営哲学とはツバメフィロソフィです。それもこの様な文面だけではない、石川社長の生の声を聴き触れて血肉化できる状況にいられることは本当に幸運なことなので、確実に自分の心身に染み込ませたいです。まだ与えられた仕事が満足に出来ていない私ですが、これから社長の元で学び、この会社を良くする、会社全体が幸せになる手助けをしたいと思いました。

2013.5.8.


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