盛和塾119号 「フィロソフィで経営を伸ばす」 石川喜平社長 (2)
感想文:折田祐之
「フィロソフィで経営を伸ばす」を読んで感じたことは、経営にとってまず大事なことは経営者としての覚悟、使命感、責任感だということです。
社長は1997年、社長だった父が脳梗塞で倒れるという苦難を「必要必定」と受け止め、「肯定力」をもって乗り越えて、2000年7月45歳で社長に就任。
そのなかで経営者としての覚悟、使命感を自覚して、12年間今日に至るまでその覚悟、使命感を堅持し深めてきたのだと感じました。
人に喜びを与えること。人を楽しませること。事業家としてその使命を実現するとは、社員に給料が出せるようにすること、働きがいのある会社にすること。そのために会社は利益を出し続けなければならない。常に一番をめざさなければならない。
そしてそれを推進するうえで根幹とすべきものは、普遍性のある「ツバメフィロソフィ」であり、その「ツバメフィロソフィ」を全従業員に浸透させていくこと。
・「8441哲学」よいものを速くつくる。自己を革新するにも「ハヨヨイ」と理屈抜きに無条件に実践することが肝心。
・仕事をすることは半分はお金のため、半分は生きがい働きがいのため。物心両面の幸福を追求すること。
・「大家族主義」親子兄弟のような人間関係をベースにして経営理念を共有していく。
・「売上極大、経費極小」
など、この取材のなかでもフィロソフィの数々が挙げられ、フィロソフィを血肉化し自分のものにすることの重要性が語られています。
また、アメーバ経営は表面的にその手法だけを取り入れても失敗すると警鐘を鳴らしています。
アメーバ経営を導入するためにも、我々社員一人一人の幸せのためにも、各人がその立場とその役割により、覚悟を定め、使命感責任感を持って仕事に打ち込むこと、フィロソフィを学び深め伝えていくことがいかに大事であるかを強く意識しました。
2013.5.8.