今回は、学生時代同じ下宿で4年間を過ごした友人の勧めでお邪魔した鳥取の宿坊の話をさせていただきます。
今年の正月は喪中のため神社に行けずどうしたもんかなと思案していた年末に、1本のお誘いの電話がありました。
その主とはサラリーマン生活に終止符をうち、家業の寺を継いだ友人でした。
元々神社仏閣に興味を持っている私と妙にうまがあい、気がつけば足かけ36年のつきあいになります。
親父さんが引退するのを機に、急遽学校に通い僧侶となったのが6年前のことでした。そして、過疎の町をなんとかしたいと坊守と二人三脚で始めた宿坊。
宿坊自体はまだ3年ほどの歴史しかありませんが、全国から色んな方々に来ていただけるようになったと非常に喜んでいます。
しかしまた、暖かい山陰の冬もなかなかいいもんですね。(年始はまれに見る暖かい気候でした)
鳥取駅構内にある地元の人に長年愛されている砂丘そば。初めていただきました。
鳥取の名産あごちくわが2枚乗って砂丘そばとは、うかつにも笑ってしまいました。ちなみに「あご」とは、とびうおのことです。
ところで冬の山陰といえば、皆さんは何を想像されますか?
家内が同じ鳥取の米子出身ということもあって、私はやはりカニでしょうか。
予想通り(笑)にご馳走をして迎えてくれました。
ご承知のズワイガニです。鳥取沖日本海で水揚げされるかには松葉がにと呼ばれますが、北陸北越で水揚げされれば越前がにと呼ばれています。
個人的には、北海道でとれる毛蟹よりこの松葉の方を好んでいます。食べなれているせいでしょうか(笑)
翌日の昼食には住職自ら打ったうどんです。これがまた、しっかりこしがあって美味。
国産小麦粉100%らしく、讃岐のうどんに負けないくらいの自信でした。
そして、お知り合いの方にたてていただいたお抹茶。こちらも大変な美味で、ゆったりとした時間を過ごさせてもらいました。
またまた、たくさんの元気をもらった2日間でした。
( 福岡営業所:小野 )