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社員ブログ

赤ちゃんと友人と「観覧車」

2015年09月19日

週末、大阪で74歳の友人に会ってきました。

私には子どもがいます。
3年前、生まれたてのその子は両の手のひらにのる位の小ささで、
呼吸をするのが精いっぱいで必死に生きようとしている姿に感動した事を覚えています。
母乳を飲むこともひとりで出来ず、放っておくとすぐに死んでしまうのではないかと思ったものでした。

目をあける
声を発する。
寝返り。
はいはい。
つかまり立ち。
二足歩行。
会話。

少しずつ出来る事が増えてきて、今では元気に外で走り回れるまでになりました。

74歳の友人と銭湯での会話。
「入院して筋肉が衰えたから、嫁に少しでも体を動かすように言われてゴミ捨てに行ってんねん。
おかげで少しずつやけど歩けるようになってきたわ。」

「今の職場、毎朝ラジオ体操やってんねん。
歳とって体が動かなくなって寝たきりになった時にもっと動いとけばよかったと後悔せぇへんように全力でするように心がけてるねん。たまにしんどい時は手ぇ抜いとるけどな(笑)」

「ええなぁ」
「歩けるようになったんやったら奥さんに感謝せなあかんで。」
「せやな。」

歳をとるにつれて赤ちゃんの時のように色々と出来ない事が増えてきます。


帰り、淡路SAで休憩をとろうと車を止めました。
見上げると暗闇に動かなくなった観覧車が浮かび上がっていました。
朝になったら再び動き出すことでしょう。
毎日、様々な人を乗せてあたりまえのように動く観覧車。
メンテナンスを繰り返しても、いずれ老朽化して取り壊されることでしょう。

観覧車を見上げながら「今を生きよう」と思いました。

( 本社営業部:森田 )


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