毎年この時期になると、 私の家にはツバメがやってきて巣を作ります。
夏の蝉ほどではありませんが、雛達の餌をねだる声が響くようになると、「ああ、夏がやってくるのだな」と実感します。
そんなツバメたちですが、私が子どもの頃には3つ以上作られていた巣が、ここ数年は1つしか作られなくなっています。少し気になって調べてみると、日本に訪れるツバメの数自体が減少していることがわかりました。
日本野鳥の会によると、原因は里山の自然や農耕地の減少による餌の減少や、西洋風家屋の増加による巣作りの難易度上昇などがあるようです。
また、石川県では昭和47年から毎年、愛鳥週間に県内の公立小学校6年生により『ふるさとのツバメ総調査』が行われています。
この調査では、個体数や巣の数だけではなく、県の世帯数や米の作付面積とあわせて集計されており、その結果からもツバメの数が20年ほど前と比べて約3分の1に減少していることがわかります。
そんな中でも私の家には毎年ツバメがやって来てくれているのだと思うと、なんだか嬉しくなりますね。
参照URL:
『ふるさとのツバメ総調査』(石川県健民運動推進本部)
http://www.pref.ishikawa.jp/seikatu/kouryu/2undou2yachou.html/
益財団法人 日本野鳥の会
http://www.wbsj.org/index.html/
( 福田 )